映画泥棒テツの映画評価〜ツタヤ、上映中、金曜ロードショー

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名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)感想:ネタバレありキュラソー、ラム、あの方の正体とは!

名探偵コナン劇場版第20弾。謎のキュラソーという女性が「ノックリスト」という謎のファイルを盗んだことをきっかけに、黒ずくめの組織と、FBIや日本の公安警察、そしてコナンや少年探偵団がバトルを繰り広げる記念作

 

 

C)2016 青山剛昌名探偵コナン製作委員会 

 

あらすじ

ある夜、日本の警察に侵入したスパイが世界中の組織の機密データを持ち出そうとするも失敗。公安警察の安室透とFBIの赤井秀一の追跡によって、スパイの車は道路のはるか下へ転落する。次の日、東都水族館に遊びにきていたコナンたちは、ケガをした美しい女性を見付ける。彼女は左右の瞳の色が異なるオッドアイで、記憶を失っていた。そんな彼女とコナンたちの一部始終を、黒ずくめの組織のベルモットが見つめていた。

シネマトゥデイ (外部リンク)

 

 

感想

1-冒頭はやはり凄い! 

2-今回は推理ではない

3-黒づくめの組織について。

4-映画オリジナルキャラ「キュラソー」がエロい!

5-今回蘭は待っていなかった!「待ってろよ!蘭ーーっ!」

6-いっそのこと名探偵コナン 赤い彗星VS白い星とかでも良くね?

 

 

1-冒頭はやはり凄い!

劇場版15作品目「名探偵コナン 沈黙の15分」から冒頭のアクションシーンで客層のハートつかんできている最近のコナンですが。今回は冒頭のシーンが個人的に1番の見所です。

 

謎のキュラソーという女性が「ノックリスト」という謎のファイルを盗んだシーンから始まり、そのリストを安室と赤井が奪還するべく三つ巴のカーチェイス繰り広げるのが主な今回の冒頭アクションシーンです。

それで何が凄いかってカーチェイスがワイルドスピード頭文字Dみたいにドリフト全快、アクセル全快のブイーンて感じで音響的にも映像的のも冒頭のつかみとしては今までのコナンの映画の中では1番でした。

特に音響が凄く、ギアを入れる音や爆発音など細部までリアルでした。

 

あと赤井さんの乗ってた車が仮面ライダードライブのトライドロンって車にデザインが似ていました。

 

2-今回は推理ではない

名探偵コナンなのに推理ものではない!とは何を言っていると思いますが、今回の劇場版は珍しく、殺人事件が起きて解決するためにコナンが犯人を捜すという1連の事件ものではなくなっています。

僕はてっきり13作品目「漆黒の追跡者」のように事件を解決していく中で黒の組織とのバトルになるかのようなストーリーと思っていました。

 

 

ではどうのような話かというと、冒頭のカーチェイスの末に事故って記憶喪失になった

謎のキュラソーという女性を、水族館へ観光に来ていた少年探偵団が保護するところから物語が始まります。

 

そして水族館の射的や元太の救出など色々な要素から身体能力の高さを要因にキュラソーの正体を灰原哀が「黒づくめにいたよね?」って疑心になります。

そしてコナンと一緒にFBIや公安と協力して彼女の正体を探るのがおおまかなストーリーです。

個人的にざっくりまとめると記憶喪失の美人を介護する話です。その中で黒の組織やその他もろもろのバトルがあります。

アクションも後半くらいなので基本的に、ストーリー的には中ダルみがありました。

 

 3-黒づくめの組織について。

今回の映画について黒づくめの組織について何か進展はあるのか気になる方が多いと思います。

結論から言いますと・・・・「進展御座いません!」

劇場20作記念なので、少しは組織について何か分かるとか、あのお方のヒントが作中にあるかと期待しましたが、一切御座いませんでした。

ただ黒の組織No2のラムという人物がチラっと出てきておりました。そもそもキュラソーはラムのお気に入りだったので、ラム自身は作中にもっと絡んできても良いと思いますが、声だけしか出ませんでした。

 

キュラソー自体も映画のオリジナルキャラで今後アニメなどに絡んでくることはありません。

 

個人的には黒の組織については、残念でした。個人的にラムが最後に出てきても良かったと思います。 

 

 4-映画オリジナルキャラ「キュラソー」がエロい!

映画オリジナルキャラの「キュラソー」の話をします。

 声優は天海祐希さんです。

リクルートスーツ姿のクールな美人です。

 まず声優の天海祐希さんですが、今までの劇場版ゲスト声優の中では間違いなく1番うまかったです。もうこのままレギュラーキャラにしても大丈夫なくらい良かったです。声優の件など今作は安心して下さい。

そしてキュラソーですがアニメ作品でリクルートスーツをこんなにもセクシーに着る女性は初めてでした。

そして足首が細くスタイルも抜群。小五郎のおっちゃんも写真を見ただけでメロメロです(いつものこと)。

 記憶喪失で正体は組織の人間なのですが、物語の後半少年探偵団に助けられたことにより心変わりするのですが、この辺りの天海さんの演技も見所です。ウルっときました。

まとめると個人的に映画オリジナルキャラの中では1番かな!ってくらい印象が残りました。

 

5-今回蘭は待っていなかった!「待ってろよ!蘭ーーっ!」

毎度おなじみの映画ラストで蘭がピンチになるという展開ですが。今回もいったいどれくらいの人々が「待ってろよ!蘭ーーっ!」を楽しみにしていたことでしょう。

ですが今作はめずらしくラストで蘭がピンチになることはありません。建物崩壊などラストで危機が発生はしたのですが、蘭は安全な場所に居ました。

具体的に言いますと、ラストで水族館の観覧車が破壊されて、そのままハムスターの回し車みたいに街へコロコロ転がって行きそうになるところを、コナンが止めるという展開ですが、蘭さんは外におりました。

「助けて・・新一!」が今回はお休みです。

というか今作は蘭や小五郎のおっちゃんは空気でした。

ちなみに観覧車を止めた方法は14作目「天空の難破船」で使用した収縮サスペンダーとどこでもボール噴出ベルトの組み合わせです。使用の方法も14作目とほぼ一緒でした。

 

6-いっそのこと名探偵コナン 赤い彗星VS白い星とかでも良くね?

今作ですが赤井と安室の登場シーンがめっちゃ多かったです。

ファンの方は是非見に行ってください。

そして物語の後半赤井と安室がタイマンの殴り合いをするシーンがあるのですが、ガンダム1年戦争です。

赤井と安室の声優さんはガンダムのシャアとアムロです。

それでプロの声優さんなのでキャラによって間の取り方や声量など使い分けて演じていくと思います。

しかし今作後半のタイマン殴り合いシーンは本当にあえてなのかガンダムアムロとシャアを演じているのではないかというくらい、ガンダムのころのお二人の声の取り方に似ています。

あれ?今コナン見てるよな?なのになんで俺は1年戦争を見てるのだろうという錯覚になります。

途中監督ガンダムファン狙いすぎだろうと笑いそうになりました。

なのでガンダム好きの人も二人のやり合いが久しぶりに見れるので1見の価値は十分にありますよ。

 

まとめ

劇場版20作品目という記念作なので、期待してみに行きましたがそれなりに楽しめました。ただ話の中だるみがあったのは事実です。

あと黒づくめの真相が何かわかるか期待すると肩透かしをくらいます。

まあアクションファミリー映画としてみに行くべきかなと個人的に思います。

個人的に今回の見所は冒頭のシーンと天海さんとガンダム声優ですね。

 

点数 

75点/100点